「神戸 玄斎」 きょうはどんな日 gensaikobe.exblog.jp

メタボ系割烹店主の日常


by gensai-kobe
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網干メロン

休日の午前中に時間がとれたので、近場の産地訪問です。

姫路市網干区の「網干メロン」というものを見にいきます。

姫路までは、最近よく通うので、慣れたもの。

1時間半ほどで到着。

興浜地区と呼ばれる揖保川河口に近い三角州の地域で、漁師町の風情ものこっています。。

今日お伺いした柴田さんは、ご自分のお子さんが、トウモロコシをチュウチュウと吸いながらかじりつく姿をみて、「子供達が安心して食べられるものでないと…よし!自分でやろう!」と、一念発起。
反対する奥様を説得して、脱サラ就農されたそうです。


メインで作るのはトマトで、糖度の高いのはもちろん、酸味とのバランスがとれた美味しいトマトを出荷しているそうです。

ヘタの下の緑色に、ある程度のムラがあり、果肉の白い筋が放射状に透けて見えているのが、いいトマトの見分けかただそうで、奥様が糖度計で計測してチェックなさってます。
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なんでも、トマトの選別はご主人より奥様のほうが確か(失礼)だそうで、手で持っただけで甘いかどうか判ってしまうそうです。スゴイ!



さて、本命の網干メロンの畑へは、柴田さんの軽トラに便乗させていただいて、2分で到着。

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住宅地の中にある小さな畑です。ネットが張ってあいるのは、カラスやほかの鳥を避けるため。

今は収穫の端境期なので、ちょっとさみしい画で申し訳ありません。

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周辺と比べて白っぽくなってるところがありますが、このように枝葉が枯れかかってから収穫するのが完熟でベストだそうです。

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手の平にすっぽりと納まる大きさのメロン。
元はマクワウリと聞きましたが、私達がイメージしたものより、小さくて色も緑色。

俵型が本来のもので、種採りもそれを選別していますが、時々ロケット型の個体が現れるみたいです。

交配は自然任せ。ハチがたくさん飛んでましたよ。

一般的には南瓜の台木に接ぎ木することが多いのですが、「昔ながらの網干メロンとは、どこか味が違う気がする。」と、柴田さんの畑は、実生栽培。

また、自然交配であるがために、周辺の影響も受けやすいので、栽培にはかなりご苦労があるようです。


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ところで、このタマネギは何だと思います?

畝に対して等間隔に植えられていて、自宅用という訳ではなさそうです(笑)

「コンパニオン・プランツって聞いたことありますか?」と、柴田さん。

特定の作物にとって有益な働きをする植物を同じ場所に植えることで、農薬や化学肥料に頼らない栽培を目指すことができる。

つまり、網干メロンにとって、ネギ類は害虫除けの効果があるんだそうです。


そういえば、以前三田のGGファームさんにお伺いしたときも、コンパニオン・プランツを交互に植えた「シマシマの畑」がありました。

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収穫後、またご自宅へ。

採れたてなので、まだ熱を持っていてあったかいですね。 

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タオルで一つずつ空拭きします。

これは、表面に吹いた白い粉のようなものが、とても苦いので、欠かせない作業。

「この苦みで、害虫から身を守ってるんです。」


拭き終えたものは、甘〜いメロンの香りがでてきました。ホント全然違うんですよ。


あと、ご主人が教えてくれたのは、ツルの周りにこのようにヒビが入ったものが、完熟状態で収穫された証だそうで、見た目は悪いが美味しいんです。

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ただし、早めに収穫してから熟れさせても、このヒビは現れませんとのこと。


ご夫婦二人三脚で、美味&安全なほんまもんを守っていらっしゃる陰には、いつも研究心をもってする大変なご努力があるんですね。

「百姓は継がないって約束で結婚したのにぃ〜。」と笑い飛ばす奥様の笑顔に、毎日のやり甲斐と誇りを感じました。


お邪魔いたしました。
また伺います。
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by gensai-kobe | 2011-08-15 15:29 | 美味しい話