2013年 07月 22日
カッコイイ&カワイイお客様
海外から素敵なお客様がいらして下さいました。
このハリウッドスターのようにも、ブリティッシュロック歌手にも見えるイケメンは、誰?
実は、オランダのフレンチ、「Oud Sluis」のシェフ、Nick Brilさんです。
店主は知らなかったんですが、オランダに2店ある三ツ星の一軒だそうで、彼は料理長。
東京の日本料理店で、日本料理の修業をされて帰るそうです。
すごく勉強熱心で、日本の食材(特にグロサリー)に興味があるのだとか。
実際、レストランでも日本の食材をたくさんお使いだそうで、ウチでのお食事中も、たくさん質問して、たくさんメモっていらっしゃいました。
店主もたくさん質問しましたけどね。
そういえば、anonymeの加古シェフの紹介で何度か海外の料理人におこしいただきましたが、みな真剣にメモをとって帰られましたね。
頭の下がる思いです。
その数日後、今度はかわいいお客様。
いつもお世話になっている、神戸山手短期大学の学生さんたちが、ご挨拶に来て下さいました。
何のことかというと、今年秋の文化祭で、ナント‼「サ・マーシュ×玄斎」のコラボパンを販売することになり、その担当の学生さんたちが、お昼休みにご挨拶に来て下さったんです。
さすが、土井茂桂子先生の教え子のみなさん、お行儀良くてビックリ。
とても19、ハタチの女の子とは思えない落ち着きっぷりですが、ちょっとお話すると、きゃぴきゃぴしていて、やっぱり若い女の子ですね(笑)
若い学生さんが、食に対して興味を持ってくださるのが、何より嬉しく思います。
こういう人たちは、ちゃんと「家ごはん」食べて育ったんだろうなぁと思います。
日本料理を正しい形で、若い世代に伝えて行くことが、今何よりも大切で、我々料理人に課せられた急務です。
ハレの日のご馳走はともかく、普段のゴハンは、家庭の味でお願いしたいところですが、昨今は共働きのご家庭も多く、おふくろの味も意外と縁遠いのが、現実ですね。
若い世代の食への啓蒙という意味で、こういった企画には、出来るだけ首を突っ込んで、参加させて頂きたいと思います。
日本料理に眼を向ける若者が一人でも増えて、料理人を志す人が一人でも多く育つように。
海外の方々に、胸を張って日本料理の素晴らしさを伝えられるよう、足下から見直す時期に来ているような気がするのは、私だけでしょうか。
by gensai-kobe
| 2013-07-22 15:47
| よもやま話