コレは何でしょう?
神戸の晩春を感じる魚なので、ご存知の方も多いかと思いますが、これはアブラメ(アイナメ)の新子。
今年産まれた赤ちゃんですね。
魚屋さんの話によると、一昔前まで、神戸から明石にかけて前の海で、養殖の海苔棚を引き上げるこの時季には、エサになるゴカイが豊富にあるため、この新子がよく獲れたそう。
ちょっと時季が遅いだけで、大きくなり過ぎて、骨が硬くなり、丸ごと食べるのは難しくなるので、これ位の大きさがいいですね。
素揚げにしてから、南蛮漬けか飴煮にするのが一般的ですが、今回は趣向を変えて、薄口醤油で炊いてみました。
写真は出来上がりです。
新子特有の赤っぽい色と、香りが分かるよう、黒く仕上げずに、梅酢とわずかなレモン汁を加えて、あっさり目に炊いてみたら、いい感じです。
大きくなるまでに、もう一度仕込めたら嬉しいんですが、間にあうかな?
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by gensai-kobe
| 2013-04-25 00:13
| 玄斎の味