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「神戸 玄斎」 きょうはどんな日 gensaikobe.exblog.jp

店主の日常や様々な情報をお知らせいたします。 <Instagram> ID. @gensaikobe https://www.instagram.com/gensaikobe/


by gensai-kobe

TABLE ALL の和訳文

海外からのお客様向けの、日本のレストラン予約代行サイト TABLEALL ( www.tableall.com/ )に弊店を掲載いただいたのは、先日お伝えしましたが、英文がよくわからない店主のために、お客様が本文を翻訳して下さいました。


感謝感激です!


転載いたしますので、ぜひご覧下さい。なお、原文(英文)そのものに、軽微な誤りがありましたので、ごく一部だけ、私が訂正・加筆しております。



ちなみに、こちらがその予約サイトです ↓

https://www.tableall.com/restaurant/162


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Gensai

<玄斎>


寛いだ雰囲気の中にも本物の風格が漂う玄斎は、二つの美食の都の真髄が融合し、豊か な季節の恵みと長年培った技が結びついた名店である。歴史的港町神戸に佇むその割烹 は、地元の食通から愛され、2011 年からミシュランに名を連ねている。 

明治時代の作家、村井弦斎からその名を取ったこの割烹は、店主上野直哉氏の料理人と しての人生が創り上げたものである。浪速の割烹を営む由緒ある家に生まれ、一流の懐 石料理店で修業を積んだ経験から、新鮮な食材の本来の持ち味を大切にし、カジュアル な食事から正式な晩餐まで幅広いスタイルに対応している。 

2004 年に生まれた玄斎は、賑やかな元町・三ノ宮の西に位置する閑静な住宅街にある。 自らの店のオープンに向けて準備を進める中で、上野氏は、生まれ育った大阪でも、修 行時代の大半を過ごした京都でもなく、神戸に心惹かれた。神戸の多文化の歴史とモダ ニズムが、どこか彼を惹きつけたのである。 

上質な暮らしを提案するアートギャラリーと隣接している玄斎のインテリアには、クリ エイティブな雰囲気と新鮮な緑があふれている。店は木造であり、そのしつらえはあた たかく人を迎える。赤松を使用した二つの大きなカウンターが店内を横切り、上野氏と スタッフが完璧な一皿を仕上げていく厨房の様子を眺めることができる。 

「ほんとに、どこにも隠れる場所がないんですよ。」と上野氏は笑う。「でもね、私はお 客様に、調理する動きや音、そして匂いを楽しんで頂きたいんです。」上野氏のオープ ンさは、幼少期の家庭環境に根差したものである。浪速割烹の名店『㐂川』を営む家の 息子として生まれた上野氏は、「ホスピタリティ」と「一体感」という考えを大切にし ている。割烹とは「切って調理する」という意味であり、客と店主との距離の近さが特 徴の形式ばらない日本料理店をいう。感動的な本物の体験をする前に、店主の親しみ深 い歓迎にほっと心緩むのである。 





− 料理 −

山と海の恵みの持ち味を引き出す


春は筍、夏は鮎、秋は茸、そして冬は根菜。玄斎の味は季節で変わる。絵のように美し い料理が、昼は 8 品、夜は 9 品。どの料理も山と海の幸の持ち味を引き出すよう丁寧に 調理されている。 


「それぞれの料理に、しっかりと手を掛けますが、素材本来の味を引き出すように、で きるだけシンプルに調理するよう心掛けています。」 

和え物(調味料で和えたサラダ)の独自のレシピは、玄斎の名物となった。「和え物は、 異なる素材を混ぜることで素晴らしい一品が出来上がる、アルゴリズムで掛け算なんで す。」と上野氏は説明する。その日のレシピは、豆腐と、トウモロコシのピューレ、エ ビ、生の木耳、人参、地元で採れた大阪白菜(白菜の一種)を和えたもの。その異なる 味全てのコンビネーションが本当に素晴らしい。 

色とりどりの前菜の盛り合わせは、縁に金色のデザインが施された丸い漆皿で供される。 小さなグラスには、昆布でしめた鯛と胡瓜の巻物。隣には、ピーマンを鮎の内臓の塩辛 で和えたもの。そして、カワツエビの天ぷらは、外はサクサク、中は甘くて柔らかい。 

刺身の盛り合わせは、明石の鯛と鱧、インド鮪など、新鮮な旬のものが並ぶ。爽や かな旨味を、刺身醤油と、柚子胡椒入りの橙果汁で楽しむ。 




− 店主 上野 直哉 −

1970 年大阪生まれ。浪速割烹の代名詞である『㐂川』の二代目店主の息子として生ま れた。幼い頃から、プロの調理場はわくわくする場所であり、店のスタッフは彼の面倒 をよくみた。忙しく調理場を走り回る父の姿を見て、父を尊敬した。そして自然と、彼 も料理人になりたいと思うようになった。

「私はいつも父と繋がっていると思いたいのです。」自分の店名の書を指して言った。 「鈴木葩光先生の書です。父の店の看板の書も、鈴木先生が書いて下さったんですよ。」 

上野氏が 4 年生か 5 年生の頃、彼の父は、京都の三ツ星懐石料理店『菊乃井本店』に彼 を連れていった。彼はその時のことを、そしてその時の料理がどれほど深いものであっ たかを、今もはっきりと覚えている。その後、修行を始める場を決めることになった時、 彼は迷わず『菊乃井』を選んだ。 

『菊乃井』での 6 年間は、厳しく、濃いものであったが、上野氏にその後の輝かしいキ ャリアへの道を開いた。店主村田氏の厳しい指導が、玄斎の基盤を築いたのである。そ の後、彼は『㐂川』に戻り、父の下で 78 年修行をした。玄斎がオープンするまでは 『ちょぼいち』で、料理長を務めた。 

「大阪と京都を経て神戸を選んだっていうのが格好いいかなと思ったんですよ。」と、 彼は冗談まじりに言う。「神戸には海があり山がある。ここで料理を創り出すための素 晴らしい源です。」 



− ヴィジョン −

上野氏は、生産者との交流を深めることに力を注いでおり、生産者をより多くの消費者 と繋げていく架け橋になりたいと願っている。時間があれば、多くの生産者のところに 直接出向く。また彼は、子供たちへの食の教育にも情熱を注いでいる。自分の子供たち を店に連れてくることのできる「ファミリーデー」を設け、創造的なプロジェクトを通 して子供たちとクリエイターをつなぐ市主催のプロジェクト「ちびっこうべ」にも参加 している。また、Instagram LINE で自分のメッセージを積極的に発信している。 



− ワイン −

玄斎は、多くの地元のワイナリーをはじめ、小規模の独立したワイナリーのワインを選 んでいる。上野氏は、もっと日本のワインと繋がってほしいと、日本のワインを紹介し 販売するプロジェクトに取り組んでいる。また店では、福寿から都美人まで、地元の日 本酒も十種類ほど常備。ヴィンテージと料理とのペアリングはもちろん、それぞれ最適 な温度で提供することにも心を砕いている。                 

  (訳:西田泰子)

 



# by gensai-kobe | 2019-03-01 15:28 | 情報・お知らせ

玄斎の遠足

・ 

このイベントは、「食の現場を楽しく学ぶ」をテーマに、私と繋がりのある方々のもとへ、みなさんをお連れしようというものです。

 第一回の目的地は、播州方面。

貸切バスで向かいますが、往路はちょっと寄り道して、北区の弓削牧場さんで、ノンストレスで育てる乳牛について伺います。

その後、加西市にある銘酒・富久錦の蔵元さんでは、地元産の酒米を使った純米酒にこだわる酒造りを学び、併設するレストラン「ふく蔵」さんで、播州の幸を昼食にいただきます。

そして午後は、今回のメイン会場となる、加東市のやしろの森公園にて、囲炉裏をかこんで、ゲストスピーカーのお二人にお話を伺います。

昆布屋さんの土居さんには、日本のだしに欠かせない、昆布の現状について。そして、学生起業家の竹下さんには、昨今問題視されるフードロス削減への取り組みについてお話しいただきます。

 広くみなさんにご参加頂きたいですが、特に食関連のお仕事の方にオススメな内容かと思います。

さぁ、春の穏やかな時季に、是非私たちと出かけませんか。




第一回 玄斎の遠足 ご案内_e0188897_20445423.jpg

「第一回 玄斎の遠足」

(日時)

3月31日(日)

JR三ノ宮駅付近  8:45集合

(18:00頃帰着、解散予定)

※ 集合場所は後日、facebookでご案内します。

※ 雨天決行

(会費) 内税 ※ 当日現金徴収

大人(中学生以上)  10,000円

小人(座席が必要な年齢)  7,000円

※ 乳幼児についてはご相談下さい。

(会費に含まれるもの)

バス代(高速料金・燃油代含む)、昼食代(ドリンクは各自精算願います)、各施設利用料

(定員)

約30名様(最少催行人数20名様)

(ご予約・お問い合わせ)

玄斎  0782218851  担当 上野

※ お電話は出来るだけ営業時間外にお願いします。

※ 原則キャンセルはできかねます。

※ ご予約は、2/17(日)から承ります。

(その他)

※ 全行程貸切バスのため、定員がございますが、マイカーで現地合流したい方は、ご相談下さい。但し、飲酒運転NGはもちろん、交通トラブルその他につきましては、一切責任を負いません。自己責任でお願いします。

(ゲストスピーカー)

土居純一(どいじゅんいち)

1974年大阪市出身。大阪・空堀商店街で、1903年創業の老舗昆布屋「こんぶ土居」の四代目として、28歳の若さで店を引き継ぐ。昆布の産地・北海道に毎年訪れ昆布漁に参加。また、だし文化大阪での昆布の重要性を知ってもらいたいと、産地の小学校でレクチャーをしたり、各地で「だしとり教室」を開催したりと、だし啓蒙活動を精力的に行っている。

竹下友里絵(たけしたゆりえ) 

1996年神戸市出身。関西学院大学総合政策学部にて2年間、国際協力について学び、3年次より神戸大学農学部に編入。4年目の1年間を休学し、フードロスの削減を目指す企業や、産直事業を展開する会社にてインターンシップ。復学後、"世界人口を「おいしい!」で満たす"をスローガンに、大学生3人で構成される、「タベモノガタリ」を創設。そして、今春法人化が決定。学業と社長業、多忙な毎日をおくる。

(リンク)

弓削牧場 https://www.yugefarm.com

富久錦株式会社 http://www.fukunishiki.co.jp/

ふく蔵 http://www.299.jp/

やしろの森公園 http://www.ddknet.ne.jp/~satoyama/

こんぶ土居 http://www.konbudoi.info/main/

タベモノガタリ https://m.facebook.com/pg/tabemonogatari0326/about/m


# by gensai-kobe | 2019-02-14 20:42 | 情報・お知らせ

新春営業のご案内

年末年始の営業案内

年内は、12/29(土) 21:00まで 通常営業
新年は、1/2(水) 〜 5(土) まで 新春営業
1/6(日) 〜 9(水) まで 休業
1/10(木) 18:00より 通常営業

の予定でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


<新春営業のご案内>

毎年恒例になりました、玄斎のお正月営業は、来年もやります!
ご家族、ご友人と、楽しくて美味しいお正月を、ぜひ玄斎でお迎え下さい。
ご予約お待ちしております。

日時
1/2(水) 16:30〜、20:00〜
1/3(木)〜5(土) 12:00〜、18:00〜、19:00〜
(それぞれ一斉にスタート)

会費
お一人様 13,000円(税・サ/飲料 別)

※ アレルギー対応や食事制限などは出来る限り善処いたしますが、ご要望にお応えできかねる場合があります。詳しくは、お問い合わせ下さい。
※ お子様のご同伴も可能ですが、個室は無くカウンター席のみですので、予めご了承ください。
※ ご予約後のキャンセルは原則出来かねますが、万一の場合は、必ずご一報ください。ご連絡のない場合は、次回からのご予約はお受けいたしませんので、ご留意下さい。

ご予約・お問い合わせは
0782218851 玄斎 まで
※12/1(土) よりご予約受付致します。






# by gensai-kobe | 2018-11-29 23:10 | 情報・お知らせ
毎年恒例、迎春用「地野菜と穴子鍋セット」のご案内です。

いつもでしたら、この時季にホームページでご紹介するのですが、なんだかサーバの切り替えがどうだとか…でホームページが更新できずに、こちらで先行してご案内させて頂きます。詳しくは、ホームページが更新でき次第ご覧いただくか、お気軽に玄斎までお電話下さいませ。

この鍋セットは、兵庫、大阪の地野菜を中心に、炭火焼の大ぶりの焼き穴子や、播州・福崎名物のもちむぎ麺、そしてそして! 玄斎で椀物にも使用しております自慢の出汁をたっぷりとお付けした、お正月だけの宅配鍋セットです。

カセットコンロと鍋さえあれば、ご家庭で簡単に本格的な料理屋のお鍋がお楽しみいただけます😋

お申し込みは、随時お電話にて承ります。

<迎春用 地野菜と穴子鍋セット>

価格    16,000円(約2-3人前  税・サ込/送料別)

限定 約30セット

🚛  1/1 午前着で宅配便で発送いたします。
(一部遠方や、天候によっては、遅れが生じる場合がございます。)
また、12/31午後2時以降でしたら、店頭渡しも可能です。

内容やお支払い方法、送料など、詳しくは、
お電話 0782218851 玄斎
または、ホームページ(数日で復旧予定です。申し訳ございません)でご覧下さい。




# by gensai-kobe | 2018-11-14 22:08 | 情報・お知らせ

玄斎&anonyme. #19

そろそろ恒例のコラボやります。
前回と同様に、兵庫県内の食材と日本酒に焦点を当て、今回は玄斎が会場ですので日本料理をベースに、アノニム加古シェフが大いに遊んで(失礼😜)くれます。

是非ご参加下さい。楽しくなると思います。

<第19回  玄斎&anonyme>
日時    12/7(金)  18:00〜
            12/8(土)   12:00〜、18:00〜
            12/9(日)   12:00〜、18:00〜
会場     玄斎 (神戸市中央区中山手通4-16-14)
会費     15,000円(税・サ/飲料 別)
定員      各回 10名様
ご予約・お問い合わせ  0782218851 玄斎
※ ご予約は、11/18(日) 午前10時より、玄斎にて承ります。ご予約後のキャンセルは原則出来かねますので、予めご承知おき下さい。
※ イベントの特性上、アレルギー対応出来ない場合もございますので、ご了承下さい。
        
玄斎&anonyme.   #19_e0188897_21293414.jpg


# by gensai-kobe | 2018-11-14 20:33 | 情報・お知らせ